異世界に行ったらブレスレットから人間に戻れなくなったわけですが、、、
※この物語は二次創作です。
苦手な方はブラウザバックを推奨します。
どうやら俺は間違えて別の世界に落ちてきたらしい…
ヒルトミ(あー、どうしよう……帰れない)
(とゆうかなんじゃこれは!?)
(身体が……俺の身体が!!!)
異世界に行ったらブレスレットから人間に戻れなくなったわけですが、、、
ヒルトミ(ブレスレット?何故ブレスレットなんだよ!?)
(他にも色々あっただろう!)
(不思議な能力が使えるようになって俺TUEEEEとかさ、転生したら美少女になったり)
(なのになんでブレスレットなんだ!)
(こんな姿でどうしろと!?)
(あー、しくじった……)
(まさかこんなことになってしまうなんて……)
〜回想〜
カナタ博士「なに!?」
「私たちが元いた世界を元に戻すだって!?」
ソイル「そんなことが可能なの?」
ヒルトミ「分からない」
「いくら神力があったとしてもこの宇宙とは別の宇宙ましては荒廃した地球の復元なんて規模が大きいことは今までしたことないし」
「だけど神力を使えるのは俺だけではない」
メアリー「僕がいるからね」
ヒルトミ「そう」
「俺とメアリーが力を合わせたらワンチャン」
カナタ博士「大丈夫なのか?もし失敗したらどうなるんだ?」
「成功率は?」
ヒルトミ「20%てところかな」
「俺らのいた世界は元々神力の使えない世界だったから」
「もしかしたら神力で復元しようとしても向こうの世界への影響は一切受けないかもしれないし」
「復元出来たとしても必ずしも隕石が落下する前の状態に戻せるとも限らない」
メアリー「完全に元の状態に戻すのはかなり骨が折れそうだね」
カナタ博士「しかしそれでは意味が無いじゃないか」
ヒルトミ「いや、やってみる価値はある」
「上手くいけば俺たちは元の世界に帰れる」
「なりより神力がどこまで通用するか試してみたい」
「俺一人なら兎も角メアリーがいれば成功率も上がるだろうし」
メアリー「僕も賛成かな」
「ここでの暮らしも悪くないけど、前の世界も好きだったしね」
カオス「我はこの暮らし気に入ってるぞ」
アクシィス「カオスくん…」( ̄▽ ̄;)
ソイル「成功する可能性もあるなら試すだけならいいんじゃない?」
「自分は帰れるなら帰りたい」
カナタ博士「そうだな」
「わかった」
「それでどうする?皆にこのことを話すか?」
ヒルトミ「いや、話すのは伏せておこう」
「ここにいる俺たちだけの秘密ということで」
レミリア「……」
ヒルトミ「レミリアも聞いていたのか」
レミリア「盗み聞きをするつもりはなかったのですが、聞こえて来てしまったので」
ヒルトミ「いいか、このことは誰にも話さないでくれよ」
レミリア「わかりましたわ」
「でも、ヒルトミ様のことが心配ですわ」
ヒルトミ「俺なら大丈夫だ!」
「失敗したとしても危ないことは無いさ」
ソイル「全く…どこからそんな自信が出てくるんだろう」┐(´д`)┌ヤレヤレ
メアリー「今やすっかりうp主と一体化してるからね」
カオス「まぁ、ポジティブなことはいいんじゃないか?」
ソイル「こっちに害がなければね」
レミリア「やはり心配ですわ、私にも手伝わせてください」
ヒルトミ「レミリアも手伝ってくれるなら心強いな」
「それでこそ最高のパートナーだ!」
ギュ
レミリア「っ〜〜!///」
メアリー「やれやれ、ヒールーいくらレミリアが美人だからってセクハラは良くないよ」
ヒルトミ「セクハラはしてない!」
(レミリアの反応が面白いから抱きついただけって言ったら性格悪いかな?)
メアリー「性格悪いね」
ヒルトミ「馬鹿!心の声に話しかけるな!」
「流石に嫌がっていたならしないよ!」
ソイル「あはは」(^_^;)
レミリア「揶揄うなんて酷いですわヒルトミ様///」
メアリー「はいはい、ご馳走様」
「忘れられないうちに言っておくけど僕も手伝うんだからね」
ソイル「自分たちは何も出来ないけど」
アクシィス「俺たちもついてるさ」
カオス「だから頑張れよ」
ヒルトミ「皆…よし、絶対成功させよう!」
「それじゃあ早速始めようか!」
「先ずは元いた世界に続く次元を開く」
はあーーー!
ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「ぐっ……」
「やっぱり次元を開くのは容易じゃない……」はぁ…はぁ…
ソイル「ヒールー辛そうだね…」
ヒルトミ「すまん開けるのが精一杯だ…メアリー次元の空間を開けたままを維持しておいてくれ」
メアリー「わかった」
シュイーン
ヒルトミ「よしその間にレミリア」
「君は運命操作の能力を使って、復元を手伝ってくれ」
レミリア「承知しましたわ」
ヒルトミ「いくぞ!」
ゴゴゴゴゴ
ヒルトミの肩∧( 'Θ' )∧
メアリー「あ、ヒールー肩に虫がついてる」
ヒルトミ「え?肩?」
∧( 'Θ' )∧ヤッホー
ヒルトミ「ぎゃああああ!」
「誰かとって!とって?!!!」バタバタ
カオス「落ち着け!」
ヒルトミ「そんなこと言ったって!」バタバタ
カオス「取ってやるから暴れるな」
ヒルトミ「早く早く!!!」バタバタ
ツルッ
ヒルトミ「あ、落ち……!」
「うわあああ!!!!!」ヒューーーーッ
レミリア「ヒルトミ様ぁぁぁぁぁ!!!!!」
カナタ博士「嘘だろ……ヒルトミが次元に落ちたぞ!」
カオス「おいメアリー、ヒルトミは大丈夫なのか!」
メアリー「それ僕に言われてもね……」
「復元している途中で中に入っちゃった訳だから大変なことにはなるかもしれないね」
「でもヒールーなら神力があるし、死にはしないでしょ[死]にはね」
レミリア「わたくしも次元に飛び込めば……」
ソイル「待って!」
レミリア「どうして止めようとするのです?」
「そこをどいてくださいまし」
カオス「まぁ少し落ち着け」
「もしヒルトミを助けるために落ちたらどうなるんだメアリー」
メアリー「そうだね、僕にも分からないけど」
「行くのは危険だし、一緒に落ちていったとしても会える保証もないよ」
「寧ろ面倒事が増えるだけかな?」
カナタ博士「助ける方法はないのか?」
メアリー「無理だね」
「ヒールーが自力で戻ってくることを祈ろう」
「もう疲れたから次元の空間閉じるね」
サァー
レミリア「そんな……ヒルトミ様……」ウゥゥ
〜回想終了〜
ヒルトミ(帰る方法を考えるのも勿論だが…)
(動くことも助けを呼ぼうにも声が出ない)
(ブレスレットではどうすることも出来ない)
(ちくしょう…打つ手なしじゃないか)╭(๑¯⌓¯๑)╮
(こんな時に神力が使えたらな…)
(神力!そうだ神力があるじゃないか!)
(よしとりあえずブレスレットから元に戻って…)
サッ
ヒルトミ(うわっ、なんか出てきた)
(これは…テキスト?)
(コマンドがいくつかあるみたいだけど)
(念動、念視、念言、具現、自己修復)
(結局なんなんだこれ?)
(とりあえず、念動試してみるか)
キラン
ヒルトミ(おぉ!動けるようになったぞ!)
(なるほど、物体を持ち上げる能力で自由に移動ができるのか)
(俗にいうサイコキネシスだな!)
(これは使える!)
(他は念言を試してみるか)
キラン
ヒルトミ「なんか変わったか?」
「おぉ!話せるぞ!」
「そうかこれはテレパスィ的なものか」
「これで誰かと話しはできるようになったけどどうやらこの世界では神力使えないみたいだ」
「いや、手応えというか感覚的には神力を使えそうなんだが…」
(もしやブレスレットだから使えないのか)
「どの道助けを呼べそうにないというわけか」
「仕方ない、別に急ぎでもないしこれからどうするか考えよう」
「そういえば念じたらテキストが出てきたよな」
「ステータスとかみれたりするのか?」
?(はい可能です)
ヒルトミ「頭の中で声が」
(まぁブレスレットなんだけど…)
?(私は貴方に搭載されたナビシステムNancyと申します)
(初めまして)
ヒルトミ「これはご丁寧に」
「名前は……あれ?」
「いいや」
「気づいたらブレスレットになっていた」
Nancy(貴方を私のマスターと認識しました!)
ヒルトミ「ところでNancyはどういうことが出来るんだ?」
Nancy(ステータス上昇、レベルupなどの案内)
(現在地、目的地など周囲のマップ化)
(物、人、スキルなどの鑑定)
(日常生活における知識など)
(戦闘でのauto化)
(申していただければ不可能でない範囲なら色々出来ます)
ヒルトミ「有能すぎん!?」
「いや…そんだけできるなら不可能なんてないでしょ…」
Nancy(そんなことはございません、私はナビシステムなので命令されないと権限がないので何にもできません)
ヒルトミ「だとしてもだよあの説明だけでナビの域を超えてんだよな…」
「そうだ!Nancyの力で俺を元の世界に戻せないか?」
Nancy(それはできません)
ヒルトミ「流石に無理か」( ̄▽ ̄;)
Nancy(次元を超えての移動及び干渉は私にはプログラムされていません)
ヒルトミ「そうだよね…」
「じゃあさ、Nancyって誰に作られたの?」
Nancy(分かりません)
ヒルトミ「え?」
Nancy(分かりません)
ヒルトミ「いや」
Nancy(分かりません)
ヒルトミ「わかった、口止めされてるな?」
Nancy(…)
ヒルトミ「メアリーか」
「こんなこと出来るのメアリーくらいだよな」
Nancy(お答え出来ません)
ヒルトミ「俺の情報全く教えてないのに俺が違う次元から来たって知ってるってことはこの世界に存在する奴には絶対分からない」
「つまり俺のことを知ってる人物だけが知る事実」
「メアリーしかいねーじゃん」
Nancy(それよりステータスの確認をするのではなかったのですか?)
ヒルトミ「いやそれは後ででも」
Nancy(ステータス)
ヒルトミ「…はい」
サッ
ヒルトミ「お、出てきたさて俺のステータスは」
Lv1
装備時ステータス
無属性
攻撃値18
魔力値20
防御値 25
幸運値6
スピード値12
固有スキル 未開放
ヒルトミ「なるほど装備してもらう前提なのかな?」
「これだけ見ても強いのか弱いのか分からないな」
Nancy(平均のアクセ装備のステは3桁越えなのでつまり…)
ヒルトミ「言うな…みなまで言うな…」
「うわーんどうしよう…このままでは誰も装備してくれないよ」
Nancy(普通ほかの装備にはLvという概念がないので経験を積めばもしかすると)
ヒルトミ「最強の装備品になるというわけか!」
「待ってろよまだ見ぬ将来の俺の装備主!」
「必ず強くなっていきなり最強の戦士にしてやるぞ!」
「とはいえ、俺はブレスレットなんだよな…戦えないから強くなれなくね?」
「終わった…結局俺は強くなれないまま誰にも装備してもらえないんだな……」
Nancy(戦えますよ)
ヒルトミ「マジ?」
Nancy(コマンドにある具現化を選んでください)
ヒルトミ「わかった」
サッ
ヒルトミ「別のテキストが開いた」
「片手剣、刀、ナイフ、槍、ハンマー、大鎌、ロット、大剣、ガン、扇子など」
「色んなものが選べるんだな!」
「俺と言えば大剣だよな!」
「とりあえず大剣を選んでみよう」
シャキーン
ヒルトミ「うお!?」
「大剣が出てくるのかと思ったら俺が大剣に姿が変わったぞ!」
「予想してたのとは少し違ったがデザインはイメージ通りだ」
「デザインは自分で決めれるのか?」
Nancy(具現化なのでデザインのイメージは好きに決めることができます)
ヒルトミ「なるほどな」
「まぁデザインは持ち主が決まったらその人のイメージに合わせるだけでいいけど」
「問題の攻撃力はどうなんだ?」
Nancy(攻撃力は貴方自身のステータスに直結します)
ヒルトミ「さっきのステータスってことか?」
Nancy(いえ、装備としてではなく貴方のステータスです)
ヒルトミ「俺のステータスか、どうやって見るんだ?」
Nancy(さっきのステータス欄の切り替えを選択すると見ることができます)
ヒルトミ「あったこれだな!」
???
Lv1
固有ステ
無属性
攻撃値5
防御値5
魔力値5/5
幸運値5
スピード5
固有スキル 未開放
ヒルトミ「なんだ戦闘力たったの5かゴミめ」
Nancy(人間の最初のステータスはそんなものですよ)
(経験を積めばきっと)
ヒルトミ「強くなるだよな」
Nancy(Lvを上げたとしても個人差があるので必ずとは言えませんが)
「それは大丈夫、今まで色んな世界で経験を積んできたんだ」
「例えステータスは低くても戦闘なら慣れている」
ヒルトミ「早速だけどLv上げに行きたいんだけどどこに行けば敵がいるんだ?」
「さっきから見渡して見ても変な動物だったりスライムとかゴブリンみたいなやつが全くいないけど」
「今更だけどここ何処?」
「泉?っぽいとこってことくらいしかわからん」
Nancy(ここはパスミルと呼ばれている泉ですね)
ヒルトミ「パスミルの泉?」
Nancy(3女神である一人パスミルが住んでいたという伝説のある泉です)
(3女神は長女のラプス、三女のジェネンシス)
(そして次女のパスミルがこの世界の中心として祀られていたそうです)
ヒルトミ「その説明からするとその3女神達はかなり人類と親しみがある感じなんだな」
Nancy(そうなりますね)
ヒルトミ「神と人が共存してる世界」
「悪くないね」
Nancy(だけど…)
ヒルトミ「なにかあったのか?」
Nancy(いいえ、長くなってしまうのでこの話はまた別の機会にしましょう)
(それより今は魔獣の居場所でしたね)
(ここに敵が出ないのは女神の御加護があって邪悪なものは入れないようになってるみたいですね)
(この泉を出ると魔獣はかなり多いと予測します)
(現在地をマップに示しておきました)
(泉を出て北に向かうと危険レベル4エリア)
(推奨Lv20です)
ヒルトミ「危険レベル4ってかなり危なそうに思えるけどそれでも推奨Lv20なのか」
Nancy(あくまでこれは貴方のステ、能力、スキルなどを参考に定めたLv設定なので)
(正確なものではありません)
ヒルトミ「なるほど…そこまで推測できるのか…」
Nancy(続けます)
(南へ進むと危険レベル2エリアです)
(推奨Lv5ですがこの付近では一番安全かつ効率よく魔獣を倒すことができるでしょう)
ヒルトミ「なるほど丁度よさそうだね」
「俺がどこまで通用するかそのエリアで腕試しと行こうじゃないか!」
Nancy(マスター健闘を祈ります)
第1章 俺の主はよく知る人物だったわけですが、、、
さざめきの森
ヒルトミ「くらえ!」ザシュ
ゴブリン「ギャ!」
ヒルトミ「やはり攻撃力が5だと殺傷力が乏しいな…」
「効いてるちゃ効いてるみたいだな」
「それじゃあ一気に決めさせてもらうぜ!」
「おら!」ザシュザシュザシュグサッ
ゴブリン「ギョア」バタ
Nancy(マスターの装備時Lvと固有Lvがそれぞれ2に上がりました)
ヒルトミ「おぉ!なんか強くなった気がするぞ!」
ヒルトミ「早速ステータスを見てみよう」
サッ
Lv2
装備時ステータス
無属性
攻撃値20
魔力値23
防御値28
幸運値7
スピード値14
ヒルトミ「おぉ、ステータスちゃんと上がってるな!」
「固有ステの方はどうだ?」
スッ
???
Lv2
固有ステ
攻撃値10
防御値10
魔力 3/15
幸運値10
スピード値10
ヒルトミ「すごい!ステがほぼ2倍上がってる」
Nancy(マスターの固有スキルソウルイーター解放されました)
ヒルトミ「ソウルイーター?相手の魂を吸って回復とかか?」
Nancy(ソウルイーターの詳細が見ること可能ですご覧になられますか?)
ヒルトミ「見たい!」
サッ
ソウルイーターLv1
とどめを刺す時相手の魂を吸って魔力を回復する
ヒルトミ「魔力を回復するのか!」
「そういえば魔力2くらい減ってるな」
「何に使ってるんだ?」
「あ、念動と具現化か!」
「あぶね!魔力切れたら動けなくなるじゃん!?」
「さっそく魔力を回復するために次のターゲットを探すか」
アリ「ギーーー」
ヒルトミ「うわ…でけぇアリだ…あいつと戦うのはやだな」
「……あと魔力は2か」
「仕方ない動けなくなるくらいなら戦った方がマシか…」
「ここは腹を括るしかない……」(´ω`)トホホ…
グサッ
ヒルトミ「ぎゃああああ気持ち悪い!」
「ヤダヤダヤダ!」
グサッグサッ
ヒルトミ「頼む早く終わってくれ!」
〜〜〜〜〜
Nancy(マスターのLvが3に上がりました)
ヒルトミ「はぁ…はぁ…もう嫌だ…虫やだ」ポロポロ
Nancy(お疲れ様です…)
〜〜〜〜〜
〜見世物屋〜
見世物屋団長「おい、298番次はお前の番だ!」
298番「いやだぁぁぁ!もう耐えられない!」
「亜人として見世物にされたり拷問されるのはもううんざりなんだあああ!」
「俺は人間なんだ!亜人なんかじゃない人間なんだよぉぉぉ!」
「なぜ俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだよぉぉぉ!」
見世物屋団長「黙れ!」
パチッ
298番「ぐぁ!」
バタン
???「298!」タッタッタ
「298大丈夫?」
298「くそぉ…」
見世物屋団長「お前が人間だと?笑わせるなw」
「じゃあその腕はなんだ?どう見ても魔獣の腕だろ!」
「それでよく人間を名乗れたものだな」
「よく鏡を見ろ!お前に腕が何本ついてる?」
「人間は腕が2本お前の腕は4本だwww」
298番「違う…これは俺の腕じゃな…」
パチッ
298番「うわあああ!」
???「だんちょーもうやめて!298番が怪我しちゃう!」
見世物屋団長「おい、300番をどかせ」
団員「ヘイ」
ガシッ
300番「離して離して!」
見世物屋団長「いいか300番」
「お前はまだ幼いから分かんねぇかもしれねぇが」
「亜人だろうが人間だろうが俺らには関係ねぇ」
「お前らは金稼ぎの道具に過ぎねんだよ!」
300番「だからって298番を傷つけるのは良くない!」
パチッ
300番「きゃあ!」
298番「やめろぉぉぉ!」
「この子はまだ子供なんだぞ!」
「手を出すなんてあんまりじゃないか!」
見世物屋団長「は?勘違いするなよ」
「奴隷に手を出して何が悪い?」
「奴隷に男も女、子供も関係ねぇ」
「道具が人間様に口答えしてんじゃねぇ!」
パチッ
298番「ぐは…」
「この…クソ野郎が…」
見世物屋団長「悪いな、時間が押してんでね」
「298番を連れていけ」
団員「ヘイ、団長300番はどうします?」
見世物屋団長「そうだなー、300番は拷問部屋へ連れて行け」
「そろそろ現実を教えてやらねぇとな」
297番「そんな…まだ幼いのに可哀想…」
見世物屋団長「それならお前が入るか?」
297番「!?」
「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
見世物屋団長「代わりに入る度胸がねぇならでしゃばったこと言うんじゃねぇ!」
300番「………」
(ユルサナイ……ユルサナイ……)
(お母さんとお父さんを殺したコイツを…)
(いつか強くなって???がだんちょーをコロス!)
〜数日が経ち〜
ヒルトミ「よしLv上げに行くか!」
サッ
ブレスレット
Lv5
装着時ステ
無属性
攻撃値30
魔力値35
防御値40
幸運値12
スピード値22
ヒルトミ
Lv10
固有ステ
無属性
攻撃値200
防御値200
魔力198/300
幸運値100
スピード値100
固有スキル
ソウルイーターLv1
スキルポイント
250point
ヒルトミ「順調に強くなっていってるな!」
「スキルポイントも増えてきたしどのスキルを習得するか後で考えておこう」
「でも思ったんだけどなぜ最初はブレスレットのステが高かったのに俺の固有ステが高くなってるんだ?」
Nancy(ブレスレットはあくまで装備時に装備者のステが上乗せされるものであり、マスター自身のステではございません)
(どちらにしろ、Lvup時のステ変動は経験次第で決まります)
ヒルトミ「よく分からないけど、経験次第ということはもしかして」
Nancy(Yes、様々な魔獣と闘いかつ難易度が高ければ高いほど、得られる経験は計り知れません)
ヒルトミ「なるほどな」( -`ω-)✧
「ちょうどここのエリアの魔獣も手応えがなくなってきたし」
「そろそろ危険エリアを移動して経験を積むのもいいかもしれないな」
Nancy(かしこまりました、現在のマスターの適正推奨エリアを分析します)
(出ました。泉より東に向かい危険エリア3を越えた先に危険エリア5が適正だと判断しました)
ヒルトミ「他エリアを超えていくのか……少し遠そうだな」
Nancy「Yes、人間の歩く速度では半日以上かかり、1日で泉に戻ることは出来ないでしょう」
「しかし、マスターであれば空を飛べるので数十分程で到着できるかと」
ヒルトミ「なるほど飛んでいけばいいのか!」
Nancy「ここの魔獣より更に手強くなります。マスター、健闘を祈ります」
〜30分後〜
魔獣「ザザザザザ」ダダダダダ
ヒルトミ「いや待て待て待て!」ビューーン
「何が適正エリアだ!ダメージが一切通らないどころか仲間を呼ばれたんだが!?」
「Nancyこれは一体どういうことだ!」
Nancy(極稀に出没する最上位種の魔獣です)
(おそらく危険エリア10から迷い込んできた魔物のようですね)
ヒルトミ「いやいやいや、危険エリア5に危険エリア10の魔獣が出没しちゃダメだろう!」
「実質ここも危険エリア10じゃないか!」
Nancy(正面から対抗するのは不可能です)
(とにかく撒いて安全な所へ避難してください)
ヒルトミ「こんなことならもっともっと低いエリアにすれば良かった!!!」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「ハァ……ハァ……」
Nancy(なんとか逃げ切れましたね)
ヒルトミ「あんな化け物が出てくるなんて聞いてないよ……」
Nancy(移動したエリアで最初に出会った魔獣が最上位種なんて、さすがマスター)
(運が3桁なだけありますね)
ヒルトミ「そんな運の高さなんて今は嬉しくないわ!」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ[なんやかんやトラブルはあったものの、魔獣を次々と倒していき、順調にLvを上げて行った。]
ヒルトミ「おりぁあああ!」ザシュ
Nancy「マスターのLvが15に上がりました。」
ブレスレット
Lv6
装備時ステ
無属性
攻撃値42
魔力値50
防御値53
幸運値17
スピード30
ヒルトミ
Lv15
固有ステ
無属性
攻撃値450
防御値435
魔力200/500
幸運値157
スピード200
固有スキル
ソウルイーターLv1
スキルポイント
338point
ヒルトミ「おぉ!以前に比べると凄い成長率だ!」
Nancy(まずまずの成長率ですね。)
ヒルトミ「そういえばスキルポイント使うの忘れてたな」
「泉に戻ったら使ってみよう」
キラン
ヒルトミ「ん?あれは?」
「おぉ、キラキラした玉だな!さっき倒した魔獣からドロップしたアイテムっぽいな」
「これ売ったら高く買取ってくれるとかそういうやつか?」
Nancy(マスターはEXスキルコア・アブソーブを習得しました)
ヒルトミ「コアなんて?」
Nancy(コア・アブソーブです。)
ヒルトミ「どういう意味なんだ?」
Nancy(コアとは上位種が稀に持つと言われる魔力の塊みたいなモノです。)
(アブソーブとはそれらを吸収するという意味です)
ヒルトミ「へー、魔力の塊ってことはそれを吸収すればもっと強くなることが可能なのか?」
Nancy(Yes、しかしコアはなかなか入手が難しいためコア持ちだからといって必ずドロップするとは限りません)
ヒルトミ「そんなに希少な代物なのか」
「あらかじめコア持ちのやつがわかっていて、どの部位にコアを隠し持ってるか分かれば見つけるのは簡単そうなんだがなぁ……」
「とりあえず吸収してみるか」
「コア・アブソーブ!」シューヮ
「うおおおおぉ〜〜〜〜」(*˙꒫˙* )
「身体に溶けて染み込んでくる感覚が、なんか癖になるなぁ〜」(,, ´﹃`,, )
「本当にこれで強くなってるのか?」
Nancy(ステータスを確認してみてください)
魔力200/505(+5)
ヒルトミ「おぉ!魔力が+になってる!」
Nancy(スキルも解放されました。)
(スキルはスキル項目から詳細を確認が可能です。)
ヒルトミ「収納空間か!」
「冒険するならかなり強力なスキルだ!」
「神力が使えた頃はお世話になったな」
「こんな姿だし持ち運びが出来ないからまじ助かる」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「ライトスラッシュ」
スパッーン
ヒルトミ「よし、暗くなってきたし続きは明日にしよう」
「よしこの倒した魔獣も素材になるから部位を解体して収納空間にしまっておこう」ガサゴソ
ピカン
「ん?」
「あれはコアじゃないか!」
「そうか倒した魔獣の中にコア持ちの魔物がいたのか!」
「でも上位種なんて倒した覚えはないけどな」
ガサガサ
ヒルトミ「そこに誰かいるのか!」
?「!?」
タッタッタッ
ヒルトミ「行っちゃったか……もしかしてこのコアの持ち主だったのかな?」
Nancy「マスター、追跡をしますか?」
ヒルトミ「いや、辞めておこう」
Nancy「よろしいのですか?」
ヒルトミ「暗くてよく見えなかったしな、もしかしたら魔獣の可能性もある」
「さぁ、泉に戻ろう」
〜泉〜
ヒルトミ「今日もヘトヘトだ……」
Nancy「ブレスレットでも疲れるんですね」
ヒルトミ「………」
「ブレスレットでも心は人間なの」
「気分だよ気分」
「まぁどうでもいいが、平気でここを拠点にしてるけど罰とか当たらんかな?」
Nancy「ブレスレットなので問題ないと思います」
ヒルトミ「………」
「はぁ……」
「俺は何をしてるんだ、こんな調子でみんなの元へ帰れるのだろうか」
Nancy「救助を来るのを待ちましょう」
「それまでは」
ヒルトミ「そうだな、焦っていても仕方がない」
「いずれメアリー達が助けに来てくれる筈だ」
「た、多分……き、きっとね」
Nancy「歯切れが悪くなってますよ」
ヒルトミ「唯一頼りになりそうなのがメアリーと考えると不安でしかねぇ!!!」
〜その頃〜
メアリー「へっくしゅーん」( >д<)、;'.・
「あー、誰か僕の噂でもしてるのかな?」
カオス「ヒルトミが助けをもとめてるんじゃないか」
メアリー「まさか、ヒールーも神力使えるんだよ」
「きっと無事だよ」
かずき「そうは言うけどもうしょうくんがいなくなってから数日経つよ…」
「もし神力が使えない世界だったら……」
ソイル「とても実力ではこっちの世界に戻って来れないわけか」
メアリー「うーん……」
「なんとかなるでしょ!」
カオス「なんとかなるって……お前それでも友達なのか!」
「もし、ヒルトミが死んでたらどうするんだ!」
レミリア「ヒルトミ様が死……」
アクシィス「カオスくん、縁起が悪いこと言わないでくれるかい!」
カオス「だがな……」
アクシィス「みんなそういう最悪な事態は考えないようにしているのさ」
「確かに他に神力を使えるのはメアリーくんしかいない」
「ヒルトミくんを救えるのはメアリーくんしかいないのは事実」
「でも、メアリーくんだけに期待をするのは荷が重いんじゃないかな?」
カオス「………あぁ、すまなかった」
レミリア「カナタ博士、ヒルトミ様は見つかりそうですか」
カナタ博士「ダメだ」
「ヒルトミの生体反応は見つからない」
ソイル「そんな……」
カオス「なっ……」
レミリア「そんなはずは………」バタッ
かずき「レミリアさん大丈夫ですか!?」ユサユサ
カナタ博士「気を失ってるようだ」
「まぁ無理はない、ヒルトミがいなくなってからまともに寝ていないんだ」
「身体に限界が来たのだろうな」
「寝室に連れてってやれ」
ソイル「わかった、自分が連れていくよ」
「よいしょっ」
ガラガラガラ
カナタ博士「ヒルトミの親族もヒルトミがいなくなったことに不信感を抱き始めている」
「これ以上誤魔化せるからどうか」
カオス「それならもう本当のことを話した方がいいんじゃないのか?」
「下手に誤魔化したところでなんもならないだろう」
カナタ博士「いやここで本当のことを言って無駄に心配させることもないだろう」
「もう少し私たちでヒルトミの捜索をして生存してることが分かったら全てを話そう」
アクシィス「賛成です」
かずき「うん、うちもしょうくんのこと信じてる!」
「だからうちもしょうくんを見つけるの手伝う!」
カオス「わかった、では我も一生懸命頑張ろう」
「絶対にヒルトミを見つけるぞ」
メアリー「やれやれ、僕はパスするよ」
カナタ博士「お前なぁ……。どういう状況かわかって言ってるのか?」
カオス「もうほっとけよ、こいつはいつもそういう奴だ」
「お前なんかもう一生頼らねぇ」
メアリー「じゃあ僕はこれで失礼するね」サッ
アクシィス「メアリーくん……」
カオス「チッ」
〜〜〜〜〜
シュッ
ソイル「あ、メアリー」
メアリー「あれ?ソイルさん、どうしてここに?」
ソイル「よく言うよ、自分がここにいるとわかってて来たんでしょ?」
メアリー「さぁ、どうだろうね?」
「レミリアの様態は?」
ソイル「かなりうなされているみたいだったよ」
「よっぽどヒールーのことが心配なんだろうね」
メアリー「そうか」
ソイル「話はそれだけ?」
「自分に用事があってきたんじゃないの?」
メアリー「やれやれ、それもヒールーからもらった力の副産物かな?」
ソイル「なのかな??」
「多少なら、人の気持ちがわかるようになってた」
メアリー「なかなか興味深いね」
「まさかソイルさんにそんな能力が身についてたなんて」
ソイル「自分でも不思議なくらいだよ」
「まぁ、それはともかく」
「なんだったの?」
メアリー「僕が既にヒールーの居場所がわかってると言ったらソイルさんならどうする?」
ソイル「えっ……?」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「はぁ〜!?!??!」
「それを先に言え!」
「なぜ黙ってたんだよ」
Nancy「まとめます。」
「色んな武器の熟練をあげることにより成長率が大幅に上がり、スキルポイントを沢山稼ぐチャンスでもあります」
「更に熟練度をあげると武器の進化が行えます」
「熟練をあげると熟練ポイントも手に入り熟知レベルを上げていっそ強くなれるわけです」
「分かりやすく述べるなら熟練値→武器の経験値→レベルMAXになれば進化できます」
「熟知→その道の階級レベル→武器レベルが上がれば熟練ポイントが手に入り熟知を強化できる」
「これらを繰り返し、強化をしていけば装備としての総合ステorマスター自身の総合ステが上がり強くなる近道です」
ヒルトミ「頭が痛くなってきた……」
「そもそも俺熟知とか知らんかったし!」
「この数日間一体何してきたんだ……」
Nancy「……お役になでなくて申し訳ございません。」
「日々、マスターが強くなれるよう最善を尽くし効率重視で独学で調べました」
「決して黙っていたわけではありません。」
ヒルトミ「ごめん、そうだったのか……」
「そうとも知らずに……Nancyは良くなってくれてるよ」
Nancy「ありがとうございます。」
ヒルトミ「よし、そうと決まれば」
「明日から、色んな武器を試そう!」
〜エリア6〜
ヒルトミ「おら!」ジャキッ
Nancy「レベルが上がりました。」
ヒルトミ「バーニングヘルファイアー」ゴォォォ
Nancy「バーニングヘルファイアーのレベルが上がりました。」
ヒルトミ「コアは頂いてくぜ!」
Nancy「新しいスキル習得、ステータスが上がりました。」
〜エリア8〜
ガシッ
ヒルトミ「くっ……」
「手強いな……」
アルフォロンオロチ「シャアアア!」
ヒルトミ「おかしい……体力が削られて……」
「そうか……これは毒か」
Nancy「世界で2番目に危険な猛毒です。」
「人間なら即死確定です。」
ヒルトミ「うへぇ、今は無機物で良かったと初めて思ったぜ」
「とはいえ、このまま戦闘を長引かせるのは危険だな……」
「一気に片付けてやる!」
Nancy「勝率は10%です、ここは引きましょう。」
ヒルトミ「10%ねー、それだけあれば十分だ」
「まぁ、見てなよ」
「俺はこれでも何度も死闘を経験してきたんだ」
「負けるはずはない!」
Nancy「勝機はあるのですか?」
ヒルトミ「さぁ?」
Nancy「………」
ヒルトミ「でも、一つだけわかったことがある」
「どうやらこっちから攻撃を仕掛けないと襲ってこないみたいだ」
「そこを逆手に取ろう」
「行くぞ!クリエイトスプラッシュ」ビシャビシャビシャ
アルフォロンオロチ「シャアアア」サッ
ヒルトミ「かかったな!」
アルフォロンオロチ「シャアアア」ブーン
ヒルトミ「今更気づいても遅いんだよ!」
「へルズキル!」ジャキッ
ゴトン
アルフォロンオロチ「グワアアア」
ヒルトミ「なっ……咄嗟に頭をしっぽで庇っただと!?」
「どんだけ生存意識高いんだよ……」
Nancy「でも確実に攻撃は効いています」
「倒すなら今です。」
ヒルトミ「……やめよう」
Nancy「とどめを刺さないのですか?」
ヒルトミ「今思えば、俺が攻撃するまで反撃してこなかった」
「こいつに戦う意思がないんじゃないかと思ったんだ」
「だからこいつは生かそうと思う」
Nancy「わかりました、そういうことでしたら」
「切ってしまったしっぽを直してあげたらいかがでしょう?」
ヒルトミ「そうだな」
「リバイバルヒール」ピィイーン
アルフォロンオロチ「ぐううう?」
ヒルトミ「しっぽは治した、いきなり斬りかかってすまなかった」
「もう俺はお前を倒す意思はない」
アルフォドンオロチ「シャアアア?」
ヒルトミ「はやり、殺意を感じないな」
「Nancy行こう次だ!」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「なんだこいついきなり襲っていやがったぞ!」
Nancy「それが魔獣というものです」
「さっきの魔物が特殊なだけです」
スカイジェントウルフ「ガアアア」ガッ
ヒルトミ「………そっちがその気なら、俺も容赦はしねぇぞ!」
「Nancy鑑定を頼む!」
Nancy「はい、鑑定開始します」シュイン
ヒルトミ「レベルはそこそこ高いが倒せない相手では無さそうだな」
「スキルは……なんじゃこりゃ!」
「エリア6と桁が違いすぎるくらい多すぎるぞ!」
Nancy「どうやらコア持ちのようです!」
ヒルトミ「よっしゃ!お前のコア絶対に奪ってみせる!」
スカイジェントウルフ「グウウウウウ」
「ウォーーーーーン」ドドドドド
ドーゥ ドーゥ
ヒルトミ「なんて威力だ」サッサッサッサッ
「こんなの当たったら一溜りもないぞ」
スカイジェントウルフサッ
ヒルトミ「馬鹿な一瞬で!」ジャキッ
「嘘……だろ……」ヒューーーウ
Nancy「マスター!」
ドォーン
ヒルトミ「なんて速さだ……」
スカイジェントウルフ「」サッ
ヒルトミ「はっ!?」サッ
「あっぶね!」
「容赦なさすぎだろ!」
(反撃しないと…このままだとやられてしまう…)
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