〜500年後の世界〜 新生活スタート!
シーズン1
カナタ博士「目覚めの時だ、起きろ」
シュイン
ヒルトミ「………」
カオス「おい、ヒルトミが起きないぞ!」
「カナタ博士、これはどういうことなんだ!」
ソイル「もしかして…機械が故障してヒールーだけ死んだってことはないよね!?」
カナタ博士「いや、この装置は例え5万年放置していてもちゃんと作動するはずだ」
「機械が跡形もなく破壊しない限り問題はない」
アクシィス「だったらなんで!?」
沈黙「ヒルトミ……」(´・ω・`)
かずき「しょうくん……そんな…死んじゃやだよ!」(。>︿<。 )
ソイル「もし、故障してたとしても、いちごちゃんだけ起きてるのは変だよね」
カオス「ヒルトミ」(´。つД⊂゚。`)ウオォォ
メアリー「しー、ちょっと皆黙って」
ヒルトミ「………zzZ」
メアリー「うん、寝てるみたいだね」
カオス「寝てるだけかーーい!」
( '-' )ノ)`-' )バシッ
ヒルトミ「イッタ!?」
「何するんだよ!人が気持ちよく寝てたのに!」
カナタ博士「良かった…心配をさせるなヒルトミ」
かずき「しょうくん!生きてた!本当に良かった!」(´。•ω(。>ㅁ<。`)ギュッ
ヒルトミ「おぉ…どうしたの皆?そんな悲しそうな顔して…」
カオス「馬鹿野郎!死んだかと思ったじゃねーか!」
ソイル「とにかく生きててよかったよ!」
アクシィス「うんうん」
メアリー「それにしても、僕達は500年も寝ていたんだね」
「あまり実感ないな」
ヒルトミ「500年!?」
「嘘でしょ…え?まさかホント?」
カナタ博士「あぁ、ここは私たちがいた世界の500年後の未来だ」
「私たちはコールドスリープを使って深い眠りについた」
「そこまでは覚えているか?」
ヒルトミ「…そうか…そうだった…」
「たしか…あの時」
〜回想〜
ヒルトミ「休みでもすることは何にもないな…カラオケでも行こうかな!」
「誰か誘おうかな」
ぶぅー ぶぅー ぶぅー
ヒルトミ「な、なんだ!?緊急地震速報か!?」
「心臓が止まるかと思ったよ…」
「えっと、なになに…」
「小惑星が地球に近づいています、このまま軌道に乗ると地球に衝突する可能性があります」
「隕石?激突?」
「…ん?」
「え…小惑星!?」
ヒルトミ「て、テレビ!!!」ピッ
テレビ「緊急速報です!」
「現在、地球に小惑星が接近しています!」
「もし、この小惑星が衝突してしまうと地球半分が大きな影響を受けると予想されます!」
「落下する時刻は約3時間前後と推定されており、避難所に指定された地下シェルターへの避難を呼びかけております」
ヒルトミ「終わったな…」
「僕の人生もここまでか…」_| ̄|○ il||li
ピピピッ
ヒルトミ「通信機?カナタ博士からか?」
ピッ
カナタ博士「こちらカナタだ!ヒルトミ聞こえるか?」
ヒルトミ「カナタ博士!小惑星が地球に!」
カナタ博士「あぁ、わかっている」
「あまり時間がない…急いで大切な物だけを持ってすぐ避難するんだ!」
「お前の家族にもこの事を伝えて研究所に連れてくるだ」
ヒルトミ「何かいい考えがあるの?」
カナタ博士「説明は後だ急げ!」
ピッ
ヒルトミ「切られちゃった…」
「こうしちゃいられない、急いで家族に連絡して荷物をまとめないと」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「こんな時にゲームとかWiFiを持って行っても意味ないよな…」
「といいつつ、ス〇ッチ持っていくか」
「着替え全部と非常用セットは必ず持っていこう」
「食料と飲み物、後は軽く遊べるUNOとかトランプも念の為持っていくか」
天の声[かなり落ち着いているな]
ヒルトミ「正直かなり焦ってるよ」
「でもこんな時だからこそ冷静でいなきゃ」
「僕は今までの旅でそう学んだ」
天の声[まさかそれが役に立つ日が来るとはな]
ヒルトミ「さて、他に持っていくものはないかな?」
猫「にゃー」ガサガサ
ヒルトミ「ごめんね、狭いけど我慢してね!」
人形「………」
ヒルトミ「廃校で拾ったまどか似の人形」
「勿論この子も連れて行く!」
天の声[すっかり気に入ってるな]
ヒルトミ「かなり愛着が出てきてね」
「準備も出来たし、家族が来るのを待つだけだ」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ母「ごめんね、車混んでたから遅くなっちゃった」
ヒルトミ「緊急事態だからね仕方ないよ」
「それじゃあ早速出発しようか」
ヒルトミ「あれ?叔母さん達は?」
ヒルトミ母「準備出来たら直接向かうって言ってた」
ヒルトミ「そうか、それなら良かった」
〜研究所〜
ヒルトミ「着いたね」
ヒルトミ母「ここが<しょみ>(ヒルトミ)が言っていてた研究所?」
ヒルトミ「そうだよ」
ヒルトミ妹「大きい建物だね!」
ヒルトミ弟「本当にデカくね?」
カナタ博士「初めましてヒルトミくんのご家族の方ですか?」
ヒルトミ母「ヒルトミ?」
カナタ博士「あぁ失礼」
「<しょう>(ヒルトミ)くんのご家族の方ですね?」
ヒルトミ母「はいそうです」
カナタ博士「初めまして、私はこの研究所の責任者大島彼方と申します」
「あまり時間がないのでどうぞ中へ」
ヒルトミ母「こんな若いのに研究所の責任者なんですか?」
「凄い!」
ヒルトミ「そんなこと言ったら失礼じゃないか?」
カナタ博士「まぁ、若いのは本当だし無理はないさ」
ヒルトミ「そ、そうっすね…」
ヒルトミ弟「ソースね」
カナタ博士「はは、ではこちらへ」テクテクテク
〜研究所〜地下シェルター
ヒルトミ「ここに来るのは初めてだなー」
「しかもかなり広いな」
「1000人くらい人が入ってもスペースありそうだ」
ソイル「あっ、ヒールー」
ヒルトミ「お、ソイルじゃないか!」
ソイル「ヒールーも無事に避難出来たみたいで安心したよ」
ヒルトミ「良かったやっぱり知ってるやつがいると安心するよ」
ソイル父「ヒールーくん久しぶりだね」
ヒルトミ「<つちや>(ソイル)くんのお父さん!お久しぶりです!」
ソイル父「ここで言うのは場違いだと思うけど、元気にしてたか?」
ヒルトミ「はい!この通りピンピンしてます!」
「つちやくんのお父さんも元気そうでなによりです!」
沈黙「やぁ」( *・ω・)ノ
ヒルトミ「おっ、沈黙!」
「あれ?お前の家族は?」
沈黙「親は出張で朝からいないんだ」(´;ω;`)
ヒルトミ「そうか心配だね…無事に避難してるといいんだけど…」
カオス「ヒルトミ、なんか大変なことになってきたな…」
ヒルトミ「そうだね…」
アクシィス「やぁ、皆!」(。・∀・)ノ
ソイル「アクシィスこんちゃ!」
ヒルトミ「アクシィス」( ^∀^)ノ
カオス「これから小惑星が衝突するというのに相変わらず緊張感ないな…」
アクシィス「さっきカナタ博士がここにいれば問題ないって言ってたからね」
カオス「その自信はどこから…」
アクシィス「カナタ博士が言ってたんだから間違いないさ」
ヒルトミ「あなた〜の自信に狙いをきーめて、ベンザ・ブロック!」
カオス「色々とおかしいだろ!」
「アクシィスは理由になってないし、ベンザブロックは風邪薬だ!」щ(゚ロ゚щ)ウガー
ヒルトミ「今日もキレてますな〜」
カオス「キレてねーしw」
ヒルトミ「ツッコミがね?」
カオス「そっちか!」
「やれやれ…お前らといると調子狂うな」
「それじゃあいつも通りじゃねーか」
アクシィス「俺はいつも通りの方がいいと思うな」
「こういう状況下で平常心を保てるのはなかなか出来ないし凄いと思う」
「暗いよりは明るい方がいいと思うからね」
ソイル「それな」
ヒルトミ「あっ、あれは!ごめんねちょっと行ってくる!」タッタッタッ
ソイル「ヒールー、どこ行くの?」
「あっ(察し)」
ヒルトミ「か〜ずき〜!」ダキッ
かずき「きゃあ!」バタバタ
ヒルトミ「そんな驚かなくても…僕だよヒルトミだよ!」
かずき「いきなり何するのよ!」
ムニュッ
ヒルトミ「ん?なんだこの柔らかいのは…」
かずき?「この変態!」( '-' )ノ)`-' )パチン
ヒルトミ「痛い!」─=≡Σ_( _#)´ω`)_ズサァー
「イタタ…今の感触ってまさか…」
かずき?「よくも私の胸を触ってくれたわね!」
「絶対許さないんだから!」
ヒルトミ「エェッ!?」
かずき「しょうくんどうしたの!」
ヒルトミ「か、かずきが2人!?」
かずき?「兄貴聞いてよ!」
「コイツがいきなり抱きついてきて胸を触ったのよ!」
かずき「しょうくんがそんなことを!?」
「そんなことするような人じゃ…」
ヒルトミ「ごめんなさい…かずきと勘違いしてつい抱きついてしまいました」
「本当に申し訳ごさいません」<(_ _)>
かずき「えぇぇ!?」
「もしうちだとしても抱きつくのはどうかなーって思うけど……」
「と…とりあえず許してあげてよ」
「しょうくんも悪気があって<ゆうき>に抱きついたわけじゃないと思うから」
ゆうき「…仕方ないわね、今回だけは特別ね」
ヒルトミ「許して下さりありがとうございます」
「ところで2人はきょうだいなの?」
かずき「そういえば会うのは初めてだよね?」
「こっちはうちの妹の…」
ゆうき「ゆうきよ」
ヒルトミ「僕はヒルトミ、かずきが言ってたのが本名だよ」
「よろしくね」
ゆうき「そう…(無関心)一応、よろしく」
ヒルトミ「しかし驚いたな…後ろ姿は完全にかずきと見分けがつかないな」
ゆうき「なんかそれ嫌ね…」
「髪型変えるわ」
かずき「えぇー!なんでー?」
ゆうき「だって兄貴に似てるって言われて嬉しがる人なんかいないでしょ?」
かずき「ゆうきはそのままの方が可愛いよ!」
「うちが髪型変えるから」
ヒルトミ「あれは…メアリー!」タッタッタッ
かずき「あれ…しょうくん?」「・_・ )(「・_・)"キョロキョロ
ゆうき「走ってあっち行ったわよ」
ヒルトミ「メアリー!」
メアリー「………」
ヒルトミ「おい、無視すんな!」
メアリー「ヒザマか、私になにかようか?」
ヒルトミ「そんなレリウス=クローバーみたいな言い方でw」
メアリー「それで何か用?」
ヒルトミ「メアリーもちゃんと避難して来たんだね珍しい」
メアリー「さすがの僕でも、神力が使えないんじゃ死んじゃうからね」
「仕方なく避難してきた」
ヒルトミ「あと2時間足らずで小惑星が衝突するんだね…」
メアリー「全くだよ、これも全部うp主が悪い!」
ヒルトミ(うp主)「いや…これ俺の仕組んだものじゃないぞ…」
メアリー「え?嘘でしょ?」
ヒルトミ「現在この世界は手動で物語が進んでいない」
「あまり大きい声では話せないが」
「この世界は今自動で物語が進むようにしてあるんだ」
「これは前に説明したよな?」ヒソヒソ
メアリー「そういえばそんなこと前に言っていたような」
ヒルトミ「小惑星が衝突するのは自然的な物なのか、はたまた別の何者かの仕組んだことなのか…」
「俺にすら分からない」ヒソヒソ
メアリー「うp主特権でこの騒動を何とか出来ないの?」
ヒルトミ「無理だな」
「俺の器は消滅してるし、この体はヒルトミの体だ、この世界では神力なんて使いもんにならん」
メアリー「この役立たず…」ボソ
ヒルトミ「おい!なんか言ったか?」
メアリー「ベッツにー、なんも言ってないよ〜?」
「でもどうするの?」
「何にも出来ないんじゃ僕達も死ぬかもしれないよ?」
「いくら、このシェルターに細工をしていたとしても安全な保証もないし」
ヒルトミ「………」
「まぁ流れに任せるしかないな」
「俺にはもうどうすることも出来ないし」
「死んだら死んだ、それでもいいじゃないか」
メアリー「別に構いませんけど、収拾は誰がつけるの?」
ヒルトミ「世界が終われば世界を再構築出来るし、そっちの方が手っ取り早いけどな?」
「そうなると1度皆死ぬからそうなるのは避けたいよね…」
カオス「お前ら何の話してるんだ?」
「世界再構築とか死ぬとかって」
ヒルトミ「ううん、なんでもないよ」
「ゲームの話しさ」
カオス「ふーん」
カナタ博士「皆さん突然集まっていただきありがとうございます」
「皆さんご存知かと思いますが小惑星が軌道に乗り地球へ向かっています」
「小惑星の大きさは約300メートル強だ、こんな物が落ちてきたら最悪の場合地球の半分、いやそれ以上は破滅するだろう」
「落下する位置までは正確には分からないが」
「いずれにせよ日本にも大きな影響がある可能性がある」
「主な影響は津波、地震、異常気象などが思い当たる」
「そうなると地上での暮らしはほぼ不可能」
ヒルトミ「そんな…」
カオス「まじかよ…」
かずき「もう一生、外には出れないの…」
カナタ博士「あぁ」
ソイル父「………」
「それなら私はこの地球と共に死のう」
ソイル「お父さん!?いきなり何を言いだすの!?」
ソイル父「隕石衝突後人間が生きていける環境じゃないのなら」
「死んだ方がマシじゃないか」
カナタ博士「たしかに今の技術では現状どうすることも出来ないし、衝突後何百年かは地上で暮らすのは無理だろう」
「しかし、未来ならどうだ?」
「衝突から数百年後の地球なら地上で暮らしても問題ないだろう」
ヒルトミ母「でも人間の寿命は短いし、数百年なんて生きてられないよね」
カナタ博士「うむ、しかし不可能ではない」
ヒルトミ「そんなことが出来るの?」
カナタ博士「あぁ、少々賭けになってしまうし安全という保証はない」
「それでもいいのなら方法は一つだけある」
メアリー「その方法はなんなの?」
カナタ博士「コールドスリープ」
カオス「コールドスリープって人間を冷凍保存して寝かせるやつか!」
カナタ博士「簡単に説明すればそうだ」
「そのコールドスリープを使い、何百年後まで眠らせ人間が住める環境になるまで眠る」
「もう未来に賭けるしかない」
ヒルトミ「でも、それで本当に上手くいくの?」
カナタ博士「分からない、成功する保証がない」
アクシィス「試すにしても人数分のコールドスリープの装置はあるの?」
カナタ博士「避難所に指定されている各地下シェルターには約15000〜20000台は設置されている」
ソイル「そんなにあるの!」
カナタ博士「日本の人口を考えるとこれでもかなり少ない方だ」
「施設の広さにも限界があるうえに莫大な資金がかかる」
「避難が多い場所によっては1台に2人〜3人入るところもあるだろう」
メアリー「なんかぎゅうぎゅうで狭そう」
カオス「誰かと一緒に入るのは嫌だな…」
カナタ博士「仕方ないさ、人間生きるためなら手段を選んじゃいけないんだ」
「それでは実物を見せる、皆さんこちらへ」
〜〜〜〜〜
カナタ博士「これが私たちが密かに作っていたオリジナルだ」
カオス「なんか予想してたのと違うな」
ヒルトミ「これカナタ博士が作ったんですか?」
カナタ博士「設計は私だが、作ったのは別の機関の連中だ」
ヒルトミ「途中で壊れることない?」
カナタ博士「ちゃんと定期的に点検してある、その辺は安全だし心配はいらないぞ」
「残り1時間か、あまり時間がないな」
「心の準備ができた人から装置に乗り込んでくれ」
「乗れば自動的に扉が閉まり、装置が作動する…」
メアリー「それじゃあ、僕はここにするね」シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
カナタ博士「おい、まだ話が途中…」
「まぁいい、話を続けるぞ」
「コールドスリープは500年経つと止まり体を温める風が出る」
「平温になれば自動で扉が開く」
「ここまでは皆さん理解出来ましたか?」
「なにか質問があれば聞いてくれ」
カオス母「隕石の落下でこのシェルターに影響は出ない?」
カナタ博士「あぁ、この空間は4次元空間で出来ていて外部からの衝撃は一切受けない」
ソイル父「4次元空間……科学はここまで進歩していたのだね…」
カオス「タイムワームがある時点でもはや何があっても驚かん」
ヒルトミ(それだけの技術があるのに、隕石の落下はどうにもならないのか…)
カオス母「現実味がないけど、とりあえず大丈夫なら問題ないかぁ」
カナタ博士「うむ」
「他にないか?」
カナタ博士「よし、なければ準備が出来た方からコールドスリープの中へ」
ヒルトミ母「うちベットいるのですが、どうすれば?」
カナタ博士「猫ちゃん達も空いている装置に入れてください」
「ケージをそのまま入れるだけで大丈夫ですよ」
ヒルトミ母「わかりました」シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「さて、僕達もそろそろ」テクテクテク
ソイル「コールドスリープ本当に大丈夫なのかな…あんまり現実的じゃないって聞くし」
ヒルトミ「分からない…でも、やらなきゃここで死ぬまで暮らさないといけないし」
「そんなの御免だ」
ソイル「結局やるしかないという事ね…」
カオス「まぁ、カナタ博士を信じようぜ」
「カナタ博士が作るものはほとんどがバグやら失敗も多いがな」
ソイル「不安を煽るね…」
沈黙「あはは」
ゆうき「とりあえず入ってみてよ兄貴」
かずき「は、入るけどなんか怖いな…起きたら500年後って言われてもあまり実感出来ないと思うなぁ〜」
アクシィス「ここはソリッドAHUのリーダーとして俺が先に入るよ」
かずき「<すずき>(アクシィス)くん…」
アクシィス「さぁ、俺に続いて入るんだみんな!」シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
沈黙「あはは…」(´・ω・`)
沈黙弟「兄ちゃん、僕達も入ればいいの?」
沈黙「ユウキ(沈黙弟)怖くないか?」
ユウキ「大丈夫だと思う、皆一緒だから怖くない」
沈黙「そうか」(´・ω・`)シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
沈黙弟「…」シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「カナタ博士は最後に入るのですか?」
カナタ博士「あぁ、まだ避難してきてない人もいるからな、全員揃うまでまだ入らない」
ヒルトミ「そうですか」
カナタ博士「ほら、お前も早く入れ」
ヒルトミ「了解」
「ねぇ、この機械って何人まで入れる?」
カナタ博士「最大3人まで入れるがかなり狭いぞさぞ、どうしてそんなこと聞くんだ?」
ヒルトミ「ちょっと気になっただけ笑」テクテクテク
ヒルトミ「かーずきー!」ダキッ
かずき「うわっ!」
「びっくりしたよ!」
「しょうくんどうしたの?」
ヒルトミ「どれに入るか決めた?」
かずき「うちはここに入ろうと思ってるけど」
ヒルトミ「一緒に入ろうよ!」
かずき「えぇ!?で、でも…」
ヒルトミ「いいからいいから!」(っ*´꒳`)っがしっ
かずき「ま、待ってよー!本当に2人ではいるの!?」シュー ガチャン ゴゴゴゴゴ
ヒルトミ「やっぱり2人で入ると狭いね笑」
かずき「うん…」
「でも、どうして一緒に入ろうと…」
ヒルトミ「1人だと心細くて笑」
かずき「あぁ、確かにそれは思ったけど…」
ヒルトミ「うっ…なんか意識が…」
かずき「なんか…眠くなってきたね…」
ヒルトミ「なるほど……眠らせて…徐々に凍らせるていくってことか……」…zzZ
かずき「もう…意識が……なくなって………」…zzZ
〜回想終了〜
メアリー「長い回想お疲れ様」
ソイル「回想?」
カオス「どうでもいいがどうしてあの時かずきと入ったんだ?」
ヒルトミ「さぁ?なんでだっけ?」
かずき「1人だと心細いって言ったよね」
ヒルトミ「そうだったかな…?」
「あまり覚えていない」
ヒルトミ叔母「ショミ!」
ヒルトミ「あ!あーこ!」
「あーこも無事に避難してきてたんだね!」
あーこ「ショミ達がコールドスリープした後に来たからね」
カオス母「しょうくんのお母さんお久しぶり!」
あーこ「たかし君ママお久しぶりです!」
「うちのしょうがお世話になってます」
カオス「おい、ヒルトミ」
「お前の母さんって、あの人じゃないのか?」
ヒルトミ「あれ?言ってなかったっけ?」
「あーこは僕の育ての親だよ」
カオス「おぉん!?まじか!」
つっちー「そうか、カオスはあまり会ったことなかったのか」
カナタ博士「皆聞いてくれ!」
「ここは私たちがいた500年後の世界だ」
「早速だがシェルターの外に出る」
「あと、念のため各機械の横にあるガスマスクを着用してくれ」
ヒルトミ「あったこれかな?」
カオス「ガスマスクというより、酸素ボンベって感じだな」
カナタ博士「着用した者からついてきてくれ」
〜地上〜
ガガガガガガ ガシャン
カナタ博士「着いたぞ」
ソイル「500年後の世界かどうなってるんだろう…」
アクシィス「ちょっと怖いね」
ヒルトミ「科学が凄い進歩してドラえもんとかいるんじゃない?笑」
カオス「まさかw」
カナタ博士「よし、扉を開けるぞ」
ガシャン
ヒルトミ「うっ!?」
カナタ博士「なんということだ…」
ソイル父「これが現在の地球だというのか…」
天の声[500年後の世界、ヒルトミ達を待ち受けていたのは無の光景だった…]
[建物も植物も一切ない更地同然のものだった]
[これでは、野生の動物も生きてはいないだろう]
ヒルトミ「こんなことって…」
カナタ博士「いかん、ここにいるのは危険だ!早く地下シェルターに戻るんだ!」
カオス「どうしたんだよいきなり…」
カナタ博士「放射能だ」
「人間が耐えられる数値を遥に上回っている」
「ガスマスクをつけているから数分なら問題ないが長くいたら生死は保証出来ないぞ!」
「急げ!早くエレベーターの中へ!」
ヒルトミ「……くそ」タッタッタ
〜地下シェルター〜
ソイル父「どうするんだ!外に出れなきゃ私たちは一体どうなるんだ!」
ヒルトミ母「もう、助からないのですか!」
カナタ博士「………すまない」
「私の考えがあまかった…」
ソイル父「これは謝って済む問題ではない」
「どう責任をとるつもりですか!」
メアリー父「まぁまぁ、ここで喧嘩しても仕方ありません」
「今後どうするかを考えるのが今の最善な行動だと思いますがね」
カオス母「そうだよ、誰のせいとか誰が責任取るとか今はどうでもいいじゃないか」
「ここに居る皆で力を合わせて生きていくことを考える方が賢いと思うけどね」
ソイル父「…確かにその通りです、申し訳ない」
カナタ博士「いいえ、これは考えがあまかった私の責任です。申し訳ございません」
ヒルトミ「カナタ博士本当に方法はないんですか?」
カナタ博士「あぁ、この星はもう人間が住める環境では無い」
「この星を捨てるくらいのことをしない限りは現状どうすることも……あっ」
「そうか、その手があったか!」
カオス「なんか思いついたのか?」
「まさか地球を出て別の星に移住するとか言うんじゃないだろうな?」
カナタ博士「いや、もっと簡単な事だ」
「アレを使えばな」
ヒルトミ「アレって…まさか!」
カナタ博士「<タイムワーム>だ!」
ソイル「あぁ、なるほど!」
カオス「マジかよww」
「…え?マジでタイムワーム使うのか?」
メアリー「あー、良かったこれがいつものヒル劇だ」
カオス「お前はなに言ってんだよw」
カナタ博士「聞いてくれ!」
「助かる方法が1つ思いついた!」
ソイル父「聞かせてもらえるか?」
カナタ博士「この世界とは違う別の世界に移住する」
………
カナタ博士「ん?みんなどうしたんだ?」
カオス「そりゃ、そんな反応にもなるだろう!」
ヒルトミ「僕達だからわかるけど、他の人は皆この人何言ってるのって思ってるよ」
カナタ博士「あぁ、そうか説明するより実物を見せた方が早いか」
カチャカチャカチャ ポチ
ガガガガガガ
カオス母「な、なにこれ…」
あーこ「すげー、もうなんでもありだなぁ」
カナタ博士「これは元々タイムマシンのつもりで作っていたゲート…タイムワーム」
「この実験は失敗であり、成功しているものだ」
「タイムワームは、この世界と別の世界を繋げる、言わば異次元や異世界に通じるトンネルだ」
「繋げた世界の過去や未来に行くことができる、精々200年が限界だが」
「これなら別世界に移住できる」
ソイル父「そんな怪しいもの使って大丈夫なのか?」
カナタ博士「大丈夫です、100%安全だと保証する」
ソイル「安心していいよ」
「自分もタイムワームは何度も経験済みだから」
ソイル父「…」
ヒルトミ「僕からも保証します」
あーこ「ショミもか!」
カナタ博士「それでは、場所指定する」カチャカチャカチャカチャ
カナタ博士「では、ゲートを開き直すぞ」ポチッ
ガガガガガガ
カオス「何処の世界に繋げたんだ?」
カナタ博士「私にもわからん」
カオス「おい!」
カナタ博士「例え、危険な場所だとしてもヒルトミやメアリーがいるんだ大丈夫たろう」
「いざとなったら1度戻ればいい」
アクシィス「まぁ、いつもの事だもんね」
メアリー「やれやれ」
カナタ博士「ユウカ、ハルカ、セナ」
ユウカ「博士!」
ハルカ「呼びましたか?」
セナ「ご要件を」
メアリー「出た、モブ白衣軍団」
カナタ博士「私の部下をモブ扱いするな」
「…さて、これよりタイムワームを使い別世界へ移住をする」
「君達にはここに居る皆を連れて先に行ってくれ」
セナ「承知」
ハルカ「カナタ様の為なら!」
ユウカ「博士はどうするんですか〜?」
カナタ博士「私は必要な物をまとめてから向かう」
「先に向かっててくれ」
ユウカ「わかりました〜!」
「皆さ〜ん、こちらへどーぞ!」シュイーン
カオス「よし、行くぞ」シュイーン
カオス弟「にー、待ってよ〜」シュイーン
カオス母「体がバラバラになったりしないよな?」シュイーン
カオス父「怖いこと言うなよ…」シュイーン
ソイル「なんだかワクワクするな〜」シュイーン
ソイル父「不安しかないな」シュイーン
ソイル母「きっとどうにかなるわよ」シュイーン
かずき母「なんだか怖いわ」シュイーン
かずき「大丈夫だよお母さん、皆一緒だよ!」シュイーン
ゆうき「本当に大丈夫なんでしょうね!」シュイーン
沈黙「あはは」シュイーン
沈黙弟「兄ちゃん待って」シュイーン
アクシィス「父さん、母さん…置いて行ってしまい申し訳ない」シュイーン
メアリー母「ほら、行くよー」シュイーン
メアリー兄「うん」シュイーン
メアリー父「さてどうなるかねぇ」シュイーン
ヒルトミ母「行こっか」シュイーン
ヒルトミいとこ「もうやだ帰りたい」シュイーン
あーこ「もう家はないから帰れないよ」シュイーン
義叔父「その言い方はないだろw」
ヒルトミ弟「タイムワームかっけぇ」シュイーン
ヒルトミ妹「楽しみ」シュイーン
メアリー「ヒールーこれって尺稼ぎ?」
ヒルトミ「違う」
「変なこと言ってないで早く行くぞ」
「さぁ、新生活の始まりだ!」シュイーン
メアリー「皆さん、ヒル劇2でもメアリーをよろしくね!」
カナタ博士「はよ行けっ!」
メアリー「やれやれ」シュイーン
第1章 お家を作ろう
ユウカ「着きました〜!」
「此処が……えっと…何処なんでしょうね此処は?」
カオス「うわ…なんもねぇ…」
ソイル「草原しかない…」
カオス「意味ねぇー」
ソイル父「まさかこんなところで野宿するつもりなのか…」
カナタ博士「すまない待たせたな」
カオス「おい、ここなんもないじゃねぇか!」
カナタ博士「それでいい」
アクシィス「どういうこと?」
カナタ博士「下手に他所の村や町があるとそこに移住するにも色々めんどくさいからな」
「むしろこういうところの方が好都合だ」
あーこ「でも、住むところなきゃ生活出来なくない?」
カオス母「そうだよねー」
ヒルトミ弟「俺こんなところで野宿なんかしたくないんだけど」
ヒルトミいとこ「うちも」
ゆうき「同感ね」
カナタ博士「ヒルトミ、メアリー、力は使えそうか?」
メアリー「どうやら使えるみたいだね」
ヒルトミ「でも、家族がいる前で力を使うのはちょっと…」
カナタ博士「緊急事だそんなこと言っている場合ではない」
ヒルトミ母「ショミ?」
メアリー「ヒールーがやらないなら僕がやろうか?」
ヒルトミ「仕方ないか…」
カオス母「ヒールー何するつもりだい?」
ヒルトミ「家を作る為の資源や工具を取り出します」
「それを使ってお家を建てましょう」
ヒルトミ母「資源を出すって、一体どこから?」
ヒルトミ「まぁ、見てればわかるよ」
「メアリー手伝ってくれないか?」
メアリー「別にいいけど何すればいいの?」
ヒルトミ「ここら辺の草が邪魔だから除去してもらってもいいかな?」
メアリー「別にいいけど、範囲はどのくらい?」
ヒルトミ「そうだな…数件家を建てれそうな範囲でお願い」
メアリー「わかった」
カナタ博士「すまないが研究所を作るくらいの敷地もほしい」
メアリー「まさかここに建てるつもり?」
「じゃあ、余裕を持って範囲はこのくらいでいいかな?」シュイーン
みんな「!?」
ソイル父「草が消えた…一体どうやって…」
ヒルトミ「ご苦労さま」
メアリー母「タクマ、どうやったのそれ」
メアリー「色々あったからね」
カオス「確かに色々あったよな…」
ヒルトミ「それじゃ資源はこの辺に」サッ
ドーン
ヒルトミ「石や鉄、木材やプラスチック、コンクリートやレンガ他にもステンレスにガラスははこのくらいでいいか?」
ヒルトミ母「こんなものどっから出したの!」
ヒルトミ「説明しにくいけど…思いついたものを具現化しただけだよ…」
ヒルトミ弟「流石兄ちゃんやるじゃん!」
ヒルトミ妹「にぃーこすごっ!」
あーこ「ショミに手品が出来るなんて知らんかった」
カオス母「手品じゃないと思うけど…」
カオス「おう、手品じゃないぞ」
ヒルトミ「別の世界に来た時だけ隠された力を出せるようになるんだよ」
「僕とメアリーだけね」
「理由は省略するけど」
「必要なものがあればまた取り出すから声掛けて」
「さぁ、お家を建てよう」
〜〜〜〜〜
ヒルトミ「地面を掘って、コンクリートを流そう」
「ブロックを取り出すの忘れてたな」サッ
「やっぱり家って、土台をしっかり作るのが大事だよね!」
メアリー「あきた、自分で作るの疲れるし力使っていい?」
ヒルトミ「確かにそれでもいいんだけど、自分の力で作ると愛着わくし達成感もあると思うけど…」
メアリー「早く家で寛ぎたい」
「それに家なんて作ったことないし、上手く出来ないと思う」
カナタ博士「そうだな…ヒルトミ、何とかならないか?」
ヒルトミ「…」
カオス「素人が家を立てるなんて無理だからな」
ヒルトミ「わかった…」
「念の為バックアップしといてよかったよかった」サッ
天の声[そう言って取り出したものはリスクールだった]
[説明しよう、リスクールとは人や動物を入れるだけでなく、容姿や性格、能力共にコピーして入れておくことが出来る幻のメダルなのだ]
[命令をすれば必ず言うことを聞いてくれる…]
カオス「それはリスクール!」
ヒルトミ「さぁ、出てきて!」シュイーン
キラン
大工「お、ここ何処だ?」
ヒルトミ「大工さん!」
大工「よう、ヒルトミの若旦那!」
ヒルトミ「いや、まだ誰とも結婚してないから…」
大工「あっしをここに呼び出したということはまさか!」
ヒルトミ「はい…是非お家を作っていただきたくて…」
ソイル「ヒールーこの人は?」
ヒルトミ「この人は大工の親方さん」
「昔、街の活性化に協力してくれた人だよ」
メアリー「シーズン11でお世話になった人?」
アクシィス「シーズン11って?」
メアリー「こっちの話」
大工「ヒルトミの若旦那には世話になってたからな勿論協力したいが」
ヒルトミ「だから…結婚してないよ」
大工「でも、なぜこんな何も無いところに家を?」
カナタ博士「久しぶりだな」
大工「博士、ご無沙汰してやす」
カナタ博士「私から説明しよう」
カクカクシカジカ
大工「ほう、それは大変でしたな……わっかりやした!」
「そういうことでしたらこの大工の源蔵が協力しやしょう」
ヒルトミ「ありがとう!」
源蔵「しっかし、参りましたなー。」
「家を作ろうにもあっし1人じゃ何十年かかるかわっかりゃせんぜ」
ヒルトミ「そっか、そうだよね…」
カオス「おぉん」
メアリー「そんなの簡単だよ」
「またリスクール使えばいいじゃん」
カオス「リスクールに頼るにしろ、そんな都合良く大工が出てくるわけ…」
ヒルトミ「あ、そういえば親方の弟子さん達もコピーしてたわ」( ̄▽ ̄;)
カオス「都合良すぎだろw」
沈黙「なんというご都合主義」(・ω・;)
ヒルトミ「一応、全員のコピー取ってあるんだ」
ソイル「便利すぎでしょw」
カオス「それにしてもリスクールにそんな使い方があったなんてな!」